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  • テレビ局にとって一番痛い言葉「放送法は守らなくてもいいから、電波オークションにして誰でも意見を発信できるようにしろ」

    masukomi

    新聞テレビが絶対に報道しない「自分たちのスーパー既得権」

    本サイトで連載中の高橋洋一・嘉悦大学教授が、このたび『これが世界と日本経済の真実だ』を上梓した。アメリカ大統領選挙やアベノミクス、さらには安全保障、格差社会、原発問題といった世界と日本の政治経済のニュースについて、お馴染みの高橋節が炸裂している。

    本書の最大のテーマのひとつが、日本の報道はなぜ「左巻き(左派)」になってしまうのか、ということだ。今回、刊行を記念して、日本のメデイアの問題点を指摘したパートを特別公開!

    「日刊新聞紙法」をご存じか?

    「左巻き」の人々は、どうしてウソのニュースを報道したり、間違った知識で議論をしてしまうのだろうか。

    メディア関係者や、公務員、教員、大学教授などはそれぞれマスコミ、役所、学校、大学という既得権にまみれた環境に安住している。日々厳しいビジネスの世界で緊張感ある働き方をしていれば、どうやって儲けて、いかに生きていこうか必死になるはずだが、そういった切迫した危機感がない状況だから、左巻きの考え方をしていても平気でいられるのだ。

    マスコミの中でも、新聞はとくに左巻きがのさばっているメディアだ。そうして的はずれな記事を平然と報道している。

    新聞の報道が嘘八百になる原因が4つある。まずは、日刊新聞紙法という法律だ。もう1つは再販規制。そして3番目は最近新たに生まれた軽減税率だ。この3つで新聞はすべて守られている。

    それにプラスして、これは実体の話だが、新聞社屋のための国有地の売却という問題が絡んでくる。日本の新聞社の多くが、総務省から国有地を安く払い下げてもらって、社屋をそこに建設している。ある種の優遇措置を受けてきたと言っていい。大手町や築地、竹橋などの一等地に新聞社が立ち並んでいるのには、そのような理由があるのだ。

    ここから、新聞を既得権まみれとしている法律について見ていこう。

    まず日刊新聞紙法というのはどういう法律か。すごく変わっている法律で、実は世界にこんな法律は日本にしかない。ポイントは、新聞社は全国紙のすべてが株式会社で、地方紙も株式会社が多いのだが、その「株主が誰か」ということだ。

    商法の大原則だが、株式というのは譲渡制限がない。これは株式会社の株式会社たるゆえんと言える。譲渡制限がないからどんな時にもオーナーが代わり得る。この「オーナーが代わり得る」ということが重要だ。

    要するにオーナーはのうのうと安住できないということだ。そうすることで会社の緊張感が保たれ、きちんとした経営をするということになる。

    しかし新聞社の株式は、日刊新聞紙法によってなんと譲渡制限が設けられているのだ。

    制限があるとどうなるか。

    たとえば朝日新聞を例にとってみよう。朝日新聞は、村山家と上野家代々ずっとオーナーとして存在する企業だ。株式の譲渡が制限されているのだからオーナーが代わることがない。このように完全に経営者が代わらないと、オーナーがどんな意見を言うか言わないかで、経営方針をはじめとする会社のすべてのことが決まってしまう。

    ただし、新聞社のオーナーは現場に意見を言わないケースがほとんどだ。するとどうなるかというと、現場の社長が経営のすべてを握ってしまう。そうして、絶対にクビにならない社長になるというわけだ。

    もう1つの例として、読売新聞を見てみよう。渡邉恒雄代表取締役兼主筆がなぜ、あれだけの権力を持ち続けられるか考えてみて欲しい。読売は従業員持ち株会もあるのだが、結局会社はオーナーのものだ。

    そして新聞社が「既得権益集団」になる

    株式が譲渡されない安泰な経営のなかで、オーナーが口出しをすることがないので経営陣にはなんのプレッシャーもかからない。そうして経営トップが大きな顔し続けることになる。

    日経新聞などは企業の不祥事を追求する記事で「コーポレートガバナンスが重要」とよく書いているが、自分の会社が一番コーポレートガバナンスが利かないのだ。なぜなら、株式の譲渡制限があるからだ。それではガバナンスなど効きようがない。

    新聞社の株式が譲渡されないということは、つまり絶対に買収されない仕組みになっているということだ。さらに、その新聞社がテレビ局の株を持つ。朝日新聞ならテレビ朝日、読売新聞は日本テレビといった具合だ。そうすると、テレビも新聞社と同じようにまったくガバナンスが利かなくなる。

    そうして新聞社を頂点として構成されたメディアは、既得権の塊になってしまう。

    以上のような仕組みになっているため、一度新聞社の経営陣に加わってしまえば絶対安泰だ。クビになることはまずない。これは、他の業界では絶対にあり得ない既得権を守る規制なのだ。

    一番ガバナンスがないのは、新聞社だった

    世界基準で見てもこの日本のメディア構造は異常である。普通の国ではメディアも普通に買収される。経営者が代わることもあるので、これが会社としてメディアとしての緊張感につながるのだ。

    たとえば2015年の11月に、日経新聞が米フィナンシャル・タイムズを買収したことは記憶に新しい。日経新聞が、米フィナンシャル・タイムズの親会社だった英ピアソンから株式を買収して自らのグループに組み込んだのだが、これはごく普通の企業買収と言える。しかし、日経新聞のほうは株式が譲渡できないから、決して買収されない仕組みになっている。

    そんなものは商法違反でないか、と憤る人もいるかもしれない。この状態を商法の適用除外にしているのが「日刊新聞紙法」なのだ。

    日刊新聞紙法はすごく短い法律で、正式には「日刊新聞紙の発行を目的とする株式会社の株式の譲渡の制限等に関する法律」という。名前に書いてあることがこの法律のすべてで、「株式は譲渡されない」ということしか書いていない。新聞の既得権の最大のものと言っていい。

    普通に働いている人たちには馴染みがないが、新聞社に務める人間ならみんな知っている法律だ。

    しかし、新聞社の人間でこのことを堂々と記事で書く人間はいない。新聞は企業の不祥事があった時に「コーポレートガバナンスができていない」「社内制度が悪い」などと書き連ねるが、一番ガバナンスができていないはその新聞社なのだ。記者も、それが分かっているから日刊新聞紙法について恥ずかしくて書けないのだろう。

    この法律が、新聞社を堕落させていることに、記者も早く気がつくべきだ。自分だけ安泰な身分では、他者に厳しいことがいえるはずない。自分には甘く他者に厳しいのはありえない。言論で勝負する人は、やせ我慢が必要なのだ。

    テレビ局も既得権の塊

    ここでテレビ局に話題を移したい。新聞社が子会社のテレビ局を支配しているという構造的な問題は、前段で触れたとおり。さらに、そのテレビ局が既得権化している理由は、地上波放送事業への新規参入が実質的に不可能になっていることにある。

    総務省の認可を受けた場合にしかテレビ放送事業はできない。「放送法」によって免許制度になっているわけだが、このことがテレビ局を既得権まみれにしている最大の原因だ。

    はっきり言おう。「電波オークション」をやらないことが、テレビの問題なのだ。電波オークションとは、電波の周波数帯の利用権を競争入札にかけることだ。

    日本では電波オークションが行われないために、電波の権利のほとんどを、既存のメディアが取ってしまっている。たとえば、地上波のテレビ局が、CS放送でもBS放送でも3つも4つチャンネルを持ってしまっているのもそのためだ。

    電波オークションをしないために利権がそのままになり、テレビ局はその恩典に与っている。テレビ局は「電波利用料を取られている」と主張するのだが、その額は数十億円程度といったところだ。もしオークションにかければ、現在のテレビ局が支払うべき電波利用料は2000億円から3000億円は下らないだろう。現在のテレビ局は、100分の1、数十分の1の費用で特権を手にしているのだ。

    つまり、テレビ局からすると、絶対に電波オークションは避けたいわけだ。そのために、放送法・放送政策を管轄する総務省に働きかけることになる。

    その総務省も、実際は電波オークションを実施したら、その分収入があるのは分かっているはずだ。それをしないのは、テレビ局は新規参入を防いで既得権を守るため、総務省は「ある目的」のために、互いに協力関係を結んでいるからだ。

    放送法の大問題

    そこで出てくるのが「放送法」だ。昨今、政治によるメディアへの介入を問題視するニュースがよく流れているので、ご存じの方も多いだろう。話題の中心になるのが、放送法の4条。放送法4条とは以下の様な条文だ。

    放送事業者は、国内放送及び内外放送(以下「国内放送等」という。)の放送番組の編集に当たつては、次の各号の定めるところによらなければならない。
    一  公安及び善良な風俗を害しないこと。
     二  政治的に公平であること。
     三  報道は事実をまげないですること。
     四  意見が対立している問題については、できるだけ多くの角度から論点を明らかにすること。

     

    これを根拠に、政府側は「放送法を守り、政治的に公平な報道を心がけよ」と言い、さらに電波法76条に基づく「停波」もあり得るというわけだ。

    一方で左巻きの人々は、放送法4条は「倫理規範だ」とする。つまり、単なる道徳上の努力義務しかない、と反論をしている。

    しかし、筆者から見ればなんともつまらない議論だ。

    そもそも、世界ではそんな議論をしている国はない。「放送法を守れ」「これは倫理規範だ」なんてつまらない議論をするのではなく、「市場原理に任せ、自由競争をすればいい」だけの話なのだ。

    電波オークションによって放送局が自由に参入して競争が起これば、質の高い報道や番組が生まれるはずなのだ。おかしなことを言っていたら人気がなくなるし、人気があれば視聴者を獲得しスポンサーも付く。そうやって放送局が淘汰されれば、放送法など必要ないはずだ。

    繰り返すが、電波オークションをやると一番困るのは既存の放送局だ。だから、必死になって電波オークションが行われないように世論を誘導している。

    総務省はその事情を知っているから、「放送法」をチラつかせる。「テレビの利権を守ってやっているのだから、放送法を守れよ」というわけだ。それはテレビ局も重々承知。言ってしまえば、マスコミは役所と持ちつ持たれつの関係になっている。

    マスコミをダメにする「悪魔の一手」

    最近では右派の人たちが、左巻きのメディアに対して「放送法を守れ」と息巻いている。筆者からするとそれはつまらないやり方だ。言葉は悪いが、もしマスコミを「潰したい」のなら、電波オークションで新規参入させるよう促せばいい。

    「放送法は守らなくてもいいから、電波オークションにして誰でも意見を発信できるようにしろ」と言えばいいのだ。そうなるのが、テレビ局にとっては一番痛い。

    この電波オークションの問題は、当然ながらテレビ界ではタブーとされている。電波オークションについて必要性を語る論者は、テレビ局にとっては要注意人物。筆者もそのひとりだ。

    もし地上波で「実は電波利用料は数十億しか払ってないけど、本当は3000億円払わなければいけないですよね」などと言おうものなら、テレビ局の人間はみんな真っ青になって、番組はその場で終わってしまうだろう。テレビでコメンテーターをしているジャーナリストも、その利権の恩恵に与っているので大きな声で指摘しない。

    電波オークションをすれば、もちろん巨大な資本が参入してくるだろう。ソフトバンクなどの国内企業をはじめ、外国資本にも新規参入したいという企業はたくさんある。

    既存のテレビ局は巨大な社屋やスタジオを所有しているが、これだけ映像技術が進歩している現在では、放送のための費用はそこまでかからない。今では、インターネット上で自由に放送しているメディアがたくさんあるのだからそれは明らかだ。

    既存の放送局の権利を電波オークションで競り落とすと考えれば費用は膨大に思えるが、電波だけではなくインターネットを含めて考えれば、放送局そのものは何百局あってもかまわないのだから、新規参入するのに費用は数百億円もかかるものではない。

    資本力がある企業が有利ではあるかもしれないが、技術が進歩しているために放送をする費用そのものはたいしたものでなないのだから、誰にでも門は開かれている。

    多様な放送が可能になれば、どんな局が入ってきても関係がない。今は地上波キー局の数局だけが支配しているから、それぞれのテレビ局が異常なまでに影響力を強めている。影響力が強いから放送法を守れという議論にもなる。しかし放送局が何百もの数になれば影響力も分散され、全体で公平になる。そのほうが、健全な報道が期待できるだろう。

    しかし、筆者などが「既得権をぶち壊そう」と提言すると、いつも激しい反発を食らう。マスコミや、教員、公務員の既得権を批判すると、すぐに左派の学者が出てきて共闘を始める。

    経済問題への無知さ加減はもちろんだが、それにも増して、こういった既得権にまみれながら厚顔でいるところも、筆者が「左巻きはバカばかり」と言いたくなる理由だ。

    http://gendai.ismedia.jp/articles/-/49808

     


     

    世界基準で見ても日本のメディア構造は異常かと。他の国ではメディアも普通に買収されるが、日本のメディアは株式譲渡されないおかしな法律がある為に、経営者も株主が変わらない真実。

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     「自分だけ安泰な身分では、他者に厳しいことがいえるはずない。」ですね。再販規制については出版業界にも言えるわけだが。
    高橋先生の法の闇の指摘いいですね、拡散でネット上にて数多く批判されれば「変わる」。JAなど改革しなくてもこちらの改革が優先度高い気がするw。
    新聞テレビが絶対に報道しない「自分たちのスーパー既得権」 gendai.ismedia.jp/articles/-/498…
    そんなことになってたのか。ま、ここ10年以上テレビはあんまり見なくなった。新聞はもっと
    電波オークションやるだけで結構いろんな事が変わると思う。経済もよくなるだろうに。記者クラブの廃止も。
    左巻きはともかく #既得権 にしがみつくのは、彼の国と何らかわりない。マスゴミと言われる由縁だ。
    知らんかった、譲渡制限付きなのね・・・
    そりゃあ頭が腐ってりゃあ中身も腐るってもんですね。l
    返信 返信 リツイート リツイ お気に入り お気に
    日刊新聞紙法なんて、全然知らなかったわ。
    返信 返信 リツイート リツイ お気に入り お気に

    メディアが一番腐敗しているという笑えない現実
     新聞が公取の特殊指定で自由競争価格商品でないからでしょ。
    全国民必見内容!新聞、TVの利権を奪わないと!政治家ならこれも改革すべきだが、しない政治屋ばかりの日本!電通の問題も大々的に報道しないだろう!そして、藪白川総裁、悪策消費増税の問題も糾弾しないマスコミ
    マスコミは見て見ぬフリするんでしょうが、今の時代、誰のどんな不正も簡単に暴けるということを忘れたら、マスコミといえども危ない。それでも彼らに自浄作用を期待するのは無理か。
    なるほど・・・・、そういうことだったのですね。これまで不思議に思っていたことに、納得がいきました。これからも貴重なツイートご期待しております。
     この論説には100%同感ですが、言論で生きるヒトもやせ我慢する必要はないと思います。特権(不労所得)さえ無くしてくれればいい。普通の民間同様、リスクテイクしてくれればいい。「自由」な言論はリスクテイクそのもの。
    こんな既得権があるからメディアは、イノベーションの必要もないわけです。このような業界に長く居続けると、そうして職位が上になるほど馬鹿になるはずです。私などニュースキャスターなど見ていると頭が悪そうに見えます(^_^)
    基本を踏まえた上で世の中見なくてはいけませんね (・ω・) 為になります

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    Comment

    1. 匿名 より:

      おっしゃることはごもっともなんですが、株譲渡規制を亡くしたら外国人や帰化人が買い漁って、外国への利益誘導や文化侵略するような放送をはじめるんじゃないんですかね?
      例えばケント・ギルバートさんは知日家で日韓関係ではフェアな発言をなさってますよね?
      日本のことを好いていてくださってるとも思いますし、彼はあくまでも「知日家のアメリカ人」として立場を明確にして発言されてます
      しかし知日家のケントさんですら、蓮舫問題では「二重国籍はアメリカでは普通のこと」「便利だし」と発言され、蓮舫問題について差別問題であるかのような発言もされました(数週間前の虎ノ門ニュースより)
      私は二重国籍は絶賛反対の立場ですが、この発言に関して「アメリカ人なら二重国籍についてはそうでしょうね」と感じる程度で済みましたが、それはあくまでも「知日家のアメリカ人」という立場での発言だからです
      しかし株式の売買を自由化してしまえば、こういう考えの外国人株主が出てきて放送内容に口を出すようになるわけです
      危険じゃないですか?
      もし日本が株式自由化するならば、少なくともスパイ防止法や外国人投資家への法的拘束力を世界に認めさせる最低限の軍事力、そして何より外国人投資家が変なことをやり出したら反論できる愛国心ある現場の日本人が必要です
      北朝鮮の拉致被害者ですら奪還できない日本政府が、反日プロパガンダを垂れ流した外国人投資家の身柄引き渡しを彼等の母国に請求できるでしょうか?
      私は無理だと思います
      まずは国内で真面な愛国精神を育み国防や国益を考える子供を育てなければ

    2. 匿名 より:

      結局は新聞の軽減税率も押し通されたのかよ。

    3. 匿名 より:

      シナカス共産党機関誌になってる日本の捏造マスゴミ新聞と超汚染低脳コジキ共に乗っ取られた歪曲マスゴミ新聞かよ

      日本人は徹底的に捏造歪曲新聞を否定して、経営が成り立たない様にするだけ

      アメリカのマードックあたりも注意せんとなw
      どっちにしても、ネットで印象操作すら捏造マスゴミ新聞共が暴かれる時代には逆らえない老害マスゴミだわ

    4. もえるななしさん より:

      各局一日八時間以内の放送許可にしろ

    5. パパ より:

      行政事業レビューで取り上げたらいいのに。

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